本書はシリウス式パピートレーニングで有名なイアン・ダンバー博士のイヌの行動問題としつけの本です。
博士はごほうび本位 のトレーニング方法をいち早く提唱され、博士の考え方は世界中の多くのトレーナーの方々から支持されています。
◆「社会化」(イヌに対する社会化と怖がり)
社会化レッスン/怖がり。
◆「怖がり」(人に対するシャイと怖がり)
一般的な間違い/自信をつけさせるレッスン。
◆「排泄のしつけ」
排泄のしつけに影響する要因/室内を汚してしまう/一般的な間違い/排泄のしつけテクニック。
◆「排泄のしつけ・補足」
イヌ用のトイレ/命令で排泄するようにしつける/尿によるマーキング問題。
◆「咬みつく(防衛的攻撃)」
咬みつく理由/予防と修正のためのレッスン。
◆「噛む(かじる)」
一般的な間違い/修正と予防。
◆「ケンカ(闘争)する」
予防/ケンカするイヌの再訓練。
◆「穴を掘る」
一般的な間違い/修正と予防。
◆「吠える」
吠える理由/一般的な間違い/むだ吠えをコントロールする
■エソロジーと行動科学の視点から
本書はシリウス式パピートレーニングで有名なイアン・ダンバー博士のイヌの行動問題としつけの本です。博士はごほうび本位 のトレーニング方法をいち早く提唱され、博士の考え方は世界中の多くのトレーナーの方々から支持されています。
本書「イヌの行動問題としつけ」で解説されているポイントは2点です。まず1点目は目の前に起っている問題に対して直接的にそれを正すことを優先し、イヌがなぜそれをしているかという原因追究はしません。原因追究する場合はそれを解決するのに必要な時だけに限ること。2点目は行動問題の矯正をするよりも予防に重点を置くことが挙げられます。
行動問題はそれが習慣として身についてしまったものを、矯正するのは容易ではありません。と同時に、その原因追求にいたずらに時間を費やしてしまうと、その間に問題もより深刻なものに進行してしまう、また被害も大きくなってしまいます。
ダンバー博士の考えは一貫しており、「特定の行動が問題化してから対処するよりも、予め適切な習慣を身につけさせることによって、行動問題を予防する方がはるかに簡単であり、イヌにとってもフェアな方法である。また、原因の追究をするのは、原因を特定しなければ解決しない行動問題に対処するときだけである。」ということです。
ダンバー博士の考えは一貫しており、「特定の行動が問題化してから対処するよりも、予め適切な習慣を身につけさせることによって、行動問題を予防する方がはるかに簡単であり、イヌにとってもフェアな方法である。また、原因の追究をするのは、原因を特定しなければ解決しない行動問題に対処するときだけである。」ということです。
※イアン・ダンバー著/尾崎 敬承/時田 光明/橋根 理恵 訳
サイズ | A5型 210mm×148mm 上製本340ページ |